シェアサイクルの“黒船”世界最大手Lime 日本参入まもなく2年で見えた「3つの拡大戦略」

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 最後の、電動シートボードへの集約は興味深い。例えば仏パリでは、かつて名物だった電動キックボードが、事故の多発を背景に23年9月1日に禁止された。

 逆に日本では、同年7月1日に道交法が改正され、緩和方向へ動いた。区分は「特定小型原動機付自転車」となり、16歳以上は免許不要、ヘルメットは努力義務。車道に加え歩道(条件付き)も走れるようになった。だが、事故は増加傾向にある。フランスが禁止した同時期になぜ、日本が緩和したのかは不明だ。

 こうした中、Limeはキックボードをやめ、座席付きの「シートボード」に一本化した。簡易的な座席があるだけで、走行時の安定感は格段に増す。

 シェアサイクルは、今後も時間をかけて「公共交通」らしく整っていくはずだ。多角的な知見を持つLimeの存在は、日本のモビリティーの未来にとって役立つだろう。

(多賀一晃/ライター)

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