1カ月で年間目標の7割を達成した大正製薬「リポビタンゼリー パフォーマンス」の“麻雀戦略”

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麻雀好きが高評価する数々の要因

 集中系のドリンクといえば働くシーンでのPRが定番だが、なぜ麻雀なのか。同社ブランドマネジメント部飲料グループの樋口裕貴氏が言う。

「私が元々、麻雀好きということが発案のキッカケでした。ブドウ糖とカフェインなどを配合した新商品は麻雀との相性が非常にいい商品だと思って、Mリーグをはじめとする麻雀プロモーションや雀荘サンプリング企画を実施しようと計画。事前に“麻雀界隈”の方々の意見をうかがうと、前向きな反応が多く、『これならイケる』と手ごたえを感じ、実施に踏み切った次第です」

 冒頭に紹介したSNSの投稿にもあったように、麻雀しながらの飲食はこぼすと雀卓をよごす恐れがある。出前などのチャーハンをこぼし、さらに全自動卓に巻き込まれでもしたら大変だが、ゼリーならこぼしてもサッと拭けて周りへの迷惑は最小限で済む。この点も、麻雀好きが高評価する要因の一つだという。

 疲労回復や栄養補助などのゼリー市場の規模は全体で1020億円に拡大。そのうち「集中」は「スポーツ」と並ぶ50億円ほどだが、勢いは「集中」系が勝るというが、新商品はひと工夫した設計になっている。それが樋口氏も触れた「ブドウ糖とカフェインの配合」だという。

「事前調査によって『集中』系の中には、ブドウ糖のエネルギーで仕事を集中して一気に終わらせたいというニーズと、カフェインで眠気を覚醒させて集中したいというニーズに分かれ、状況によって使い分けていることが分かりました。しかし、市場にはこの2つの成分を同時に取れる商品がなく、新商品を打ち出すにあたり、2つを合わせて先行商品と差別化したのです。おかげさまでドラッグストアやコンビニなどの反応もよく、年間販売計画を4月末時点で7割ほど達成しています」(同社PR担当者)

 佐々木寿人のCM通り雀荘がゼリーで染まる日も近いかもしれない。

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