著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される

公開日: 更新日:

 とはいえ下半期(直近6カ月)の損失は3億7400万円まで縮小しているほか、26年2月には単月で2億円を超える営業利益を達成しており「近いうちに黒字に転換する」と強気の見方を示している。

 焦点となる株主数は前期末の約69万人から約13万人増加し、82万3947人となった。

 これは国内上場企業の株主数ランキングにおいて第8位に相当するとされる。第2期中には初のイベント「カブ&総会」をKアリーナ横浜で開催し、約1万1000人を動員するなど、株主コミュニティーの熱量もアピールしている。

 自社株の価値を示す発行価格については、第1期の3円、第2期の6円を経て、第3期は8円に決定した。また「カブ&トラベル」「カブ&モバイル 海外」「カブ&メディカル」の3つの新サービスを順次リリースし、計14体制へと拡充する計画だ。

 ただ、留意が必要なのは株式の性質だ。

 還元される株式には議決権がなく、会社の経営には関与できない。また、譲渡には会社の承認が必要で、自由に売買できない。さらに残余財産の分配権もないため、仮に会社が清算された場合は残余財産の分配を受けられない。

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