若いモノがいたずらに悲観している場合ではない

公開日: 更新日:

「日本で100年、生きてきて」むのたけじ著

 1945年8月15日に、戦争責任は自らにもあると考えて「朝日新聞」に辞表を出した著者は今年100歳。現役のジャーナリストだ。

「戦争をやるときは敵国を欺くけど、自国民も2倍も3倍も欺く。戦争というのは、はじめから道徳と反対なんだ。ウソつかないとやれないのが戦争なんですよ」

 ズバリの指摘には小気味よささえ覚える。

「秘密保護法の目的はなんなの。アメリカの秘密がもれないようにしろという要求に応えたんでしょ」

 これ以上ない厚かましさで暴走する安倍政権に対しては絶望的になりかねないが、著者がその思想を源流としている魯迅流に言えば、著者は絶望に絶望して歩みつづけてきた。

 著者の思想の特徴は、日本人にありがちなあいまいさがないことであり、八方美人的妥協のないことである。しかし、妥協のないことは著者の場合、現実とは無縁に理想を語り続けることを意味しない。たとえば、純粋とは貫くことであり、時には敵の靴の泥をなめても理想を貫き通すことだと指摘する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田原俊彦が干された真相…「BIG発言」だけではなかった

  2. 2

    土屋太鳳&山崎賢人まさかの4度目共演…焼けぼっくいに火?

  3. 3

    劣化が止まらない日本 安倍政権6年半の「なれの果て」

  4. 4

    夜の六本木から小栗旬グループが消えた…“なるほど”な理由は

  5. 5

    TOKIO城島の結婚を阻む ジャニーズの「リーダー暗黙の掟」

  6. 6

    ミスコン女王にも冷ややかな目…土屋炎伽を待つ不穏な未来

  7. 7

    専門家が指摘「再び東京湾台風が上陸する」地震のリスクも

  8. 8

    囁かれる山Pの二の舞…脱退&退所の錦戸亮に明日はあるか

  9. 9

    浜崎あゆみと交際7年 なぜ「M」にTOKIO長瀬智也は登場せず

  10. 10

    台風で倒れたゴルフ場のポールで家屋投壊…責任はどこに?

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る