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若いモノがいたずらに悲観している場合ではない

「日本で100年、生きてきて」むのたけじ著

 1945年8月15日に、戦争責任は自らにもあると考えて「朝日新聞」に辞表を出した著者は今年100歳。現役のジャーナリストだ。

「戦争をやるときは敵国を欺くけど、自国民も2倍も3倍も欺く。戦争というのは、はじめから道徳と反対なんだ。ウソつかないとやれないのが戦争なんですよ」

 ズバリの指摘には小気味よささえ覚える。

「秘密保護法の目的はなんなの。アメリカの秘密がもれないようにしろという要求に応えたんでしょ」

 これ以上ない厚かましさで暴走する安倍政権に対しては絶望的になりかねないが、著者がその思想を源流としている魯迅流に言えば、著者は絶望に絶望して歩みつづけてきた。

 著者の思想の特徴は、日本人にありがちなあいまいさがないことであり、八方美人的妥協のないことである。しかし、妥協のないことは著者の場合、現実とは無縁に理想を語り続けることを意味しない。たとえば、純粋とは貫くことであり、時には敵の靴の泥をなめても理想を貫き通すことだと指摘する。

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