「きゅうりのキューちゃん」 ヒットの決め手は食感と塩分濃度

公開日: 更新日:

 食欲の秋。白いごはんをおいしくする漬物といえば、東海漬物の「きゅうりのキューちゃん」だ。パリポリとしたきゅうりの食感と醤油のうまさで、1962年の発売から50年以上もヒットを続けており、これまでの生産累計は21億5000万袋にも及ぶ。

「キューちゃんは素朴で身近な存在。そんなポジションが長く愛された一因だと思う」(商品開発グループの坂本賢一氏)

 いまや誰もが知る国民的漬物ブランドだが、60年代初頭、その商品特徴は革新的だった。まずは包装形態。スーパーマーケットの台頭による流通近代化に合わせ、食品包装の形も進化したことから、キューちゃんもいち早く個包装パッケージを採用。漬物といえば樽からの量り売りが当たり前の時代に、衛生的で便利な小袋入りの商品は大反響を呼んだ。さらに「きゅうり」「醤油漬け」という組み合わせ。当時主流のたくあんやぬか漬けとは違う斬新さで、見事差別化に成功。一躍ヒット商品となった。以降、右肩上がり。70年代前半には漬物業界において確固たる地位を確立する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜にカジノ不要 藤木幸夫氏が危惧する「戦前に似た空気」

  2. 2

    所属議員も鼻白む 自民党“ネトウヨ冊子”配布で参院選対策

  3. 3

    「ドトールのコーヒーはスタバよりも安い」は本当か?

  4. 4

    「断熱オタク」に聞いた エコ住宅がなぜ広まらないのか?

  5. 5

    八幡カオルさんは試行錯誤の末“セクシー写真集”を自費出版

  6. 6

    ソニーだけが1000万円超え 大手電機8社の「平均給与」は

  7. 7

    あのスルガは801万円の厚遇 銀行の「平均給与」ランク

  8. 8

    焼き肉業界に足かけ7年 元ロッテ藤田宗一さんの第二の人生

  9. 9

    フジ月9出演も決定 「なつぞら」母親対決は山口智子に軍配

  10. 10

    【宝塚記念】有力馬の「グランプリ」回避続出には理由がある

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る