慌てて全商品調査 “トクホの嘘”スルーした消費者庁の大罪

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 来年度から始める予定だった「抜き打ち調査」は今年度内に前倒しするというが、要するに、これまで抜き打ち調査すらやってこなかったというわけだ。

 トクホの業界団体、日本健康・栄養食品協会によると、トクホ市場は昨年度6391億円で、過去2番目の規模に伸長している“巨大利権”だ。所管官庁が大甘では、悪徳業者が現れても不思議はない。ちなみに、同協会の理事長は、かつてトクホを所管していた厚労省の元局長、つまり“天下り”だ。大甘なのも、推して知るべしか。

 消費者問題研究所代表の垣田達哉氏が言う。

「今回、許可が取り消された6商品のうち2商品は、必要な成分そのものが含まれていなかった。それでも、一般消費者は成分量なんて調べようがありません。国が認めたトクホのマークを信じ、割高でも買っているわけです。許可を与えた以上はそれを担保する責任がある。詐欺同然の行為をスルーしていた消費者庁の罪は重いですよ」

 消費者庁の岡村和美長官は「現制度では企業の良識に期待せざるをえない」なんてもっともらしい言い訳をしていたが、消費者に不利益をもたらすようでは、消費者庁の名折れだ。

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