伊藤博敏
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伊藤博敏ジャーナリスト

1955年福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーに。経済事件などの圧倒的な取材力では定評がある。数多くの週刊誌、月刊誌のほか、現代ビジネスなどウェブニュースサイトにも寄稿。主な著書に「許永中『追跡15年』全データ」(小学館文庫)、「『カネ儲け』至上主義が陥った『罠』」(講談社+α文庫)、「金融偽装─米国発金融テクニックの崩壊」(講談社)、「黒幕」(小学館)などがある。

細野豪志に5000万円貸し付け「JCサービス」を特捜部が捜査

公開日: 更新日:

 東京地検特捜部が、太陽光など再生可能エネルギー事業で急成長したJCサービス(大阪市)に対する捜査を本格化させ、関係者の事情聴取を行っている。同社は、兵庫県庁職員だった中久保正己社長が阪神・淡路大震災に遭遇、多様なエネルギーインフラの必要性を感じて設立した企業。2012年に固定価格買い取り制度がスタート、一時は追い風に乗っていたJCサービスに何があったのか。

 電力業界関係者は、「検察に狙われる3つの要素があった」という。

「第1に、許認可や売電権などを巡って不正が多い太陽光発電を手掛けていたこと。第2に、業界全体のビジネスモデルが壊れたソーシャルレンディング(SL)で資金を調達したこと。第3に、大樹総研の矢島義也会長や細野豪志元環境相らと付き合いのある『政治銘柄』だったこと」(前出の電力業界関係者)

 順に検証してみよう。

 電力会社が全量を固定価格で引き取り、しかもスタート時、1キロワット時当たり40円と高値だったこともあり、太陽光発電は大変な人気だった。だが、その分、地権者の同意なしに売電権だけを取得するブローカーが横行。反社会的勢力が関与、許認可権を持つ役所への収賄工作を行うなど、怪しい業者も少なくなかった。

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