著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

溥儀は「神社に不敬を行ったら懲役に処されるはずだった」と主張した

公開日: 更新日:
1940年6月26日、訪日に際して軍艦上で閲兵する白海軍服の溥儀(C)共同通信社

 溥儀は日本の天皇制に対して、その歴史的伝統を満州国でも取り入れようとしていた節があった。第1回の日本訪問でも「天皇陛下と精神一体」との感想を満州国民に伝えている。一方で「皇紀2600年」である昭和15(1940)年6月にも再び日本を訪れている。その目的はひと言で言えば、「皇祖神… 

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