自民党・森山幹事長の評価が一気ガタ落ち…ヨレヨレ少数与党、打開策見えず

公開日: 更新日:

 自民党は4日の役員連絡会で森山裕幹事長が「“予算案”の年度内成立に向けて緊張感を持って臨みたい」と語っていたが、党内の大勢は悲観的だ。何より森山幹事長自身の力量を疑問視する声が日増しに高まっているからだ。

「森山さんは実直な方ですが、安倍政権を支えた二階(俊博元幹事長)さんや菅(義偉元官房長官)さんのように野党にニラミを利かせ、捨て身で政権を支えるほどの力量はない。可もなく不可もなく。二階幹事長なら今頃、日本維新を抱き込んで3党連立で石破政権は安泰だったでしょうね」

 とは、自民党ベテラン職員の森山評だ。

 たらレバの話はともかく、森山は安倍政権下、二階幹事長の懐刀として自民党国対委員長に就任。在任期間が1534日間にも上る。歴代最長の記録保持者だ。

石破首相は、ねじれ国会の難局に、その森山の辣腕を期待したんでしょうが、国会対策だけではなく、選挙協力でケチをつけた公明党との関係修復もままならず、党内の反石破勢力に対してもグリップが利いていない。石破政権は今夏の参院選を待たずに内部崩壊するかもしれません」(全国紙記者)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  2. 2

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  3. 3

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  4. 4

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  5. 5

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  1. 6

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  2. 7

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  3. 8

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  4. 9

    維新の「議員定数1割削減」に潜む欺瞞…連立入りの絶対条件は“焼け太り”狙った露骨な党利党略

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」