玉木雄一郎は国民民主党「代表」に復職できる? 2週間で職務停止は終わるが党内で強まる慎重論

公開日: 更新日:

 国民民主党玉木雄一郎代表の身辺が騒がしい。玉木は目下、グラドル不倫発覚で役職停止中の身だが、順当なら処分期間を終える3月4日を待って復職する運びだ。

「一兵卒の玉木雄一郎。この党にはあんたが必要だ。しっかり反省して、もう一度先頭に立って、この国のために汗を流していこう」

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は11日に行われた党大会のあいさつで、玉木復職への期待をこう熱く語ってもいる。

 しかしながら、玉木を取り巻く政治状況は役職停止中に大きく変わった。

「財務省に近い古川(元久代表代行)は、103万円の壁をめぐる財源論で自民税調に理解を示して、玉木と距離を置きはじめ、“玉木党”からの脱皮を言い出しています。それに夫婦別姓問題では参院の伊藤孝恵国対委員長と手を組み立憲民主に同調していますから、夫婦別姓に慎重派の玉木が復職する頃には外堀は埋められているでしょう。榛葉が党大会の壇上から玉木へエールを送ったのは、そんな党内の足並みの乱れを危惧してのことですよ」

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態