高市早苗氏の“戦意”を打ち砕く…多くの国民からの「石破辞めるな」と自民党内にそびえる「3つの壁」

公開日: 更新日:

麻生派の支持獲得は困難?

 世論調査の結果に愕然としているとみられているのが、「ポスト石破」にヤル気満々となっていた高市早苗・前経済安保相だ。このままでは、総裁選の前倒しは実施されない可能性がある。

 たとえ総裁選が実施されても、高市陣営の中心メンバーは、安倍派議員になるのは確実なだけに、国民の支持を失う恐れがある。政界関係者がこう言う。

「途中で派閥を抜け、裏金づくりとは無関係とはいえ、高市さんの印象は“安倍派”です。安倍派議員に担がれたら、同じ穴のムジナとみられるだけでしょう。しかも、9月10日から、5100万円もの裏金をつくっていた大野泰正・元参院議員の裁判もはじまる。裏金問題が再燃するのは必至です」

 高市氏にとって痛いのは、頼みにしている麻生元首相から支援を受けられるかどうか、分からないことだ。「週刊新潮」によると、麻生氏は小渕優子・元経産相を担ぐ構想を持っているという。麻生派40人の支持を得られなければ、総裁選で勝利することも難しくなる。

「加えて、野党との関係です。衆参とも過半数を割った自公政権は、野党の協力を得ないと法案も予算も通らない。しかし、極右の高市さんには、野党も協力しづらいでしょう。プライドが高いのか、高市さんは頭も下げませんしね。総理になっても政権が行き詰まると分かれば、党内の支持も広がらないのではないか」(前出の政界関係者)

 世論調査では、どの調査でも、自民党支持者ほど「石破首相は辞める必要はない」の割合が大きくなっている。安倍派に対する自民党支持者の嫌悪感は相当なものだ。「ウラ金集団」に担がれている限り、高市氏が総理総裁になるのは難しいのではないか。

  ◇  ◇  ◇

 国民不在の内輪モメはいつまで続くのか……。●関連記事【もっと読む】『自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず』で詳報している。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  2. 2

    高市“安倍イタコ政権”にSNSでは《マジでキモい!!!》の声も 伊勢神宮参拝に元首相の遺影持参で物議

  3. 3

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  4. 4

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  5. 5

    国民民主党はやはり「連合」を捨てるのか? 自民の名指しラブコールで玉木代表“股裂きモテ男”復活

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    維新が年明け早々に噴飯ものの“誇大広告” チンピラ政党豪語「動かすぞ」は焦りの裏返し

  3. 8

    統一教会「自民290議員支援」で黒い癒着再燃!ゴマかす高市首相をも直撃する韓国発の“紙爆弾”

  4. 9

    統一教会へのエール発覚の自民・萩生田光一幹事長代行が「早期解散」を牽制するセコイ意図

  5. 10

    南米ベネズエラを攻撃した米トランプ大統領の狙いは「西半球支配の始まり」と専門家が分析

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」