高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

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安倍官邸以上に首相のトップダウンがきつくなる?

 高市の安倍模倣は、国家安全保障局長人事でも。外務省出身の市川恵一氏は、安倍が提唱した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想に起草段階から関わった人物。駐インドネシア大使への人事が発令済みだったのをひっくり返して、官邸に入れた。内閣危機管理監の増田和夫氏(前防衛次官)も安倍政権時の首相秘書官だ。

「人事と情報を握って1強を極めた安倍官邸の焼き直しを狙っているのでしょう。高市首相本人は情報系に弱いので、それを補強する人事にも見えます。彼女は人事好きで、人に任せられないタイプ。安倍官邸の時以上に首相のトップダウンがきつくなるかもしれません」(ジャーナリスト・山田惠資氏)

 悪夢の強権官邸が復活──。「女性初」の珍しさや「ハネムーン期間」でテレビは高市のことをチヤホヤしているが、放送局の停波に言及したこともある強権首相だ。好き勝手やらせては禍根を残す。

  ◇  ◇  ◇

 高市首相が推し進めようとする愚策については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで、より詳しく報じている。

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