森友文書5回目開示 赤木俊夫さんが上司6人と共有しようとした「4つの論点」
(1)国民の財産を安売りすることは許されない。ゴミ処理は本当か、価格は適正か。
(2)公平で透明でなければならない行政の手続きに、政治的な力が働いたのではないか。
(3)小学校は、安倍晋三総理大臣と妻の昭恵さんの名前を使い宣伝していた。安倍総理夫妻の役割は何だったのか。
(4)森友学園の教育内容は、法律に照らして適切か。
■今も財務省と政権に突き付けられている
この意見をあえて担当者間で共有しようとした俊夫さんの強い意志を感じる。このメールの3日前、俊夫さんは公文書の改ざんを指示してきた財務本省の担当者に対し、以下のメールを送っている。
「今後、会計検査院の受検を受ける当局として、既に意思決定した調書を修正することに疑問が残る」
出先機関の職員が本省に直接、異を唱えるのは極めて珍しい。妻の雅子さんは語る。
「私たちには子どもがいなかった分、甥っ子たちをとても大切にしていました。その甥っ子たちに顔向けできないと感じたんでしょう。こんなメールを送っていたと知ることができただけでも、開示を求めてきた甲斐がありました」
俊夫さんが共有しようとした4つの論点は、今もそのまま財務省と政権に突き付けられている。(随時掲載)



















