ほくそ笑む高市首相…吉村維新vs玉木国民の「求愛合戦」は2026年ますます激化
そういえば、玉木代表も高市首相と年収の壁で合意した際、「政策を実現したパートナーとは信頼感も深まる」と言っていた。吉村代表はこの玉木発言を意識したのか。
その玉木代表は連立入りについて、23日の講演で「模索している最中だ」と否定しなかった。26日は政府が決定した来年度予算案について「非常にバランスが取れている」と手放しで評価していた。
■存在感を維持するのに必死
「実質的な『自維国連立政権』みたいなものでしょう。国民民主は予算案成立への協力を約束した。政権との距離は『閣外協力』の維新とほとんど変わりませんよ」(政界関係者)
定数削減法案が成立しなくとも与党にしがみつく維新と、来年度予算案の中身を見る前から成立への協力を明言した国民民主。結局、どちらも自民にスリ寄ることで存在感を維持するのに必死なのだ。
「維新も国民民主も、自民党内の一派閥のような存在と言ったら言い過ぎですか。結局、自民にとっては、どの党でもいいから『数』が欲しいだけです。現状、衆院の過半数がギリギリで、1人休んだら法案が通らないので、国民民主にも連立に入ってもらえれば政権は安定する。維新と国民民主が張り合っている状況は、高市首相にとって都合がいい」(自民党ベテラン議員)


















