イランの高笑いが聞こえる…戦闘終結の覚書で露呈した米トランプ流ディールの惨憺たる結末

公開日: 更新日:

勝手に戦争を初めて、勝手に負けて、後始末は他国に丸投げ

だけども、G7エビアン・サミット中、高市首相は眼中にない様で…(C)ロイター

 勝負事で言えば「100対ゼロ」の完敗。石器時代に戻されたのはどちらの方だったのかは明白ではないか。

 イスラエルとともに始めたイランに対する国際法違反の“だまし討ち先制攻撃”を巡り、ようやく戦闘終結に向けた覚書を交わした米国のことだ。

 トランプ氏とバンス副大統領(41)、イランのガリバフ国会議長(64)がそろって署名した14項目からなる覚書が17日、米国、イラン双方の複数のメディアで報じられているが、その内容はイラン側に大幅譲歩するものだったと言わざるを得ないだろう。

 覚書ではまず、最大60日間の交渉期限を設け、イスラエルが攻撃を続けていたレバノンを含むすべての戦闘の終結を目指すとされ、トランプ氏が先制攻撃の理由で挙げていた焦点の核開発問題については、イランが開発を放棄した上で、貯蔵している高濃縮ウランについてはIAEA(国際原子力機関)の監督の下、現地で希釈して処分するという。

 そして、イランがこれらの合意内容に沿って確実に履行すれば、資産凍結を解除することも盛り込まれたというのだが、これはイランが停戦条件として繰り返し求めてきた内容だ。 

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