星野監督vs落合GM 井端ら補強巡り“全面戦争”へ

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<水と油>

 別の球団関係者は「あの2人は水と油のようなものです」と言ってこう続ける。

「星野監督は情の人であり、常にファンのことを考えるショーマンでもある。今年の日本シリーズで見せた田中や則本の起用などはその典型。前日160球投げた田中を最終戦の抑えに使ったのも東北のファンのためです。合理主義者の落合監督は07年の日本シリーズで、完全試合目前の山井を降ろし、公式戦と同様に抑えの岩瀬に代えてファンをがっかりさせた。山井がマメを潰したという事情はあったにしても、あの場面、星野監督なら無理してでも続投させたでしょう」

 08年に北京五輪へ向けて合宿中だった日本代表の星野監督は、200勝を達成した山本昌から試合後すぐに報告を受けた。

「すると『これが師弟関係というもの。うれしいな』と語っていた。あれは『ドライな落合は選手とそういう関係になれないだろう』という皮肉ですよ」(前出のOB)

 さて、井端を退団に追い込んだ落合GMも、星野監督に嫌みな補強に動くともっぱらだ。

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