ソチで血眼…浅田真央に放たれたプーチン大統領の「刺客」

公開日: 更新日:

■莫大な強化費、金メダルに1250万円

 フィギュアは人の目による採点競技。ロシアはその「対策」も着々と進めているとの見方もある。

 02年の米ソルトレークシティー五輪ではロシアに、ペア競技で審判員を買収した疑惑が浮上。着氷ミスをしたロシアペアが、完璧な演技を見せたカナダペアを抑え、金メダルを獲得するというスキャンダルが公になった(最終的にはカナダペアにも金メダルを授与)。今回は自国開催で国の威信もかかる。すでに全審判の性格や採点の特徴をチェックしているというから、水面下でもゴソゴソやっているかもしれない。

 ロシアは98年の財政悪化とルーブル暴落以降、政治情勢が不安定。総額数兆円もの国費をソチ五輪の準備に使いながら惨敗では、国民の不満は爆発する。ひいてはプーチン政権の崩壊にもつながりかねない。

 ソチ五輪の金メダリストに一律400万ルー
ブル(約1250万円)を報奨金として支払うロシア。世界トップ3の金メダル数を目標に掲げる背景にはそんな事情がある。

 浅田真央はトリプルアクセルを完璧に跳んでもロシア選手の前に屈するかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態