マー君争奪戦 レッドソックス「後出しジャンケン」の打算

公開日: 更新日:

 田中将大(25)の獲得に、あの名門球団が動き出した。

 一度は応札すらせずに田中争奪戦への参加を見送るとみられていた昨季のチャンピオンチームが水面下で田中サイドと接触を図っていたというのだ。レッドソックスのベン・チェリントンGMが10日(日本時間11日)、ボストンのラジオ局「WEEI’S」のインタビューに応じ、すでに田中の代理人であるケーシー・クロースと接触を図ったと明かした。これまで田中を調査してきたことを認め「タナカの投手としての力量を高く評価している。優秀なメジャーの先発投手になるのは間違いないだろう」と話した。

 同GMは今後の交渉スケジュールについて「(田中は)多くのチームと接触しているので、日程の都合がつくかどうかわからない」とはぐらかした。

 レッドソックスの先発陣の陣容はすでに固まっている。レスター、バックホルツの左右の両エースを筆頭に先発が務まる投手は6人と飽和状態だ。その上、田中を獲得すれば、既存戦力の放出は避けられないため、早々と撤退したと言われていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終