ゴジラを隠れみの 巨人・内海が開幕投手争いで一歩リード

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 長嶋茂雄終身名誉監督(77)が前日に続き、12日も宮崎キャンプを視察。背中を痛め、6日ぶりのブルペン入りとなった菅野智之(24)の投球を見守った。

 投球後、菅野の背中をさする場面もあった長嶋氏は、「心配していたけど意外に平気だった。体が2キロから2.5キロは大きくなって球が重くなった。(今年の)勝ち星は分からないけど、やりそうな感じがするね」とうれしそう。原監督も「ブルペンに入れない状況だったら、こっち(宮崎)に残すことも考えたけど、(15日からの2次キャンプ地の)沖縄に行けそうだね」と一安心した様子だった。

「(ブルペンは)試しに入ったくらいだけど感覚的には良かった。長嶋さんには、『体を大きく使って投げなさい』と言われました」

 と話した菅野には、松井臨時コーチも目をかけている。4日の投球練習では打席に立ち、「勝てる理由が分かった」と持ち上げていた。

 1年目の昨年はチームトップタイの13勝。防御率3.12は巨人先発投手の中でナンバーワンだった菅野は、2年目にして今季開幕投手の有力候補のひとりとされているだけに、名誉監督もゴジラも注目する。いきおい、スポーツマスコミの扱いも大きくなるわけだが、そんな菅野と対照的なのが、同じ開幕投手候補のエース内海哲也(31)である。

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