中継ぎがアキレス腱に…マー君の勝ちを左右する“分業制度”

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 実際、昨年は弱体救援陣に対し、先発陣から不満の声が上がっていたそうで、一時チーム内のムードが険悪になったこともあったという。

「先発投手のひとりがある試合で、首脳陣の降板指令に反発したというのです。おそらくアテにならない中継ぎに後を任せるくらいなら、自分がもう少し踏ん張るという意図でしょう。以来、中継ぎ陣の中には<俺たちを信用しないなら、自分たちでどうぞ>という態度を取るのも出始めた。いまだに先発投手陣と中継ぎ陣の間には少なからず溝があって、互いに話をする姿をあまり見かけないくらいです」(前出のメディア)

 田中が後を任せるべき中継ぎ陣はただでさえ脆弱(ぜいじやく)なうえ、彼らと先発陣の関係もしっくりいっていない。
 メジャーは分業制が確立。先発完投はほぼ許されないだけに、救援陣が田中のアキレス腱になるかもしれない。

■軽め調整

 田中はこの日午後、球場入り。オープン戦2度目の登板となる6日(日本時間7日)のフィリーズ戦に向けて軽めの調整をした。

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