トップ営業マンから異色の転身 鎮西・江上監督を直撃

公開日: 更新日:

――なのに、それを断って母校の監督になった。家族の反応は?

「妻は大反対でした(苦笑い)。ホンダでは大変良い給料を頂いてましたが、監督の収入は半分程度。娘2人を養って、住宅ローンも残っている。妻はそれまで3食昼寝付きだったけど、今はパートに出てもらってます」

■公立校に負けて学校に抗議電話

――それでも監督をやりたかったと。

「上田理事長から『社会に出たときに社会に貢献できる人材を育てて欲しい』と誘っていただき、決心しました。部員には『社会に出て信頼される人間になれ』と常に言っています。教員免許がない僕ですが、OBであることや社会人時代の経験を買ってもらったのだと思います。これまで『甲子園に行ってくれ』と言われたことは一度もありません。(昨夏の)県大会で(前評判の高くない)公立校に負けたときも、何も言われませんでした。学校には抗議の電話が殺到したみたいですけど(苦笑い)。監督になって10年になりますが、(07年には)不祥事で1年間の謹慎を受けたこともあります。あの時は本当にいろいろありました。勉強をさせてもらいました。だからこそ今があると思っています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償