2勝目挙げた日ハム大谷 体調戻るまで「投手専念」のススメ

公開日: 更新日:

「最悪でも七回は投げきりたかったです」
 20日の楽天戦で投手として今季2勝目を挙げた日本ハム・大谷が試合後、笑顔も見せずにこう言った。

 六回まで6安打も無四球無失点。直球の最速も154キロを記録しながら、七回に連打と四球で無死満塁のピンチをつくり、味方の失策も重なって2失点した。完封ペースが一転、走者を残しての途中降板になったのだから、本人は悔しかったのだろう。

 ただ、自責点「0」、チームの連敗を「3」で止めた投球内容は評価していい。
 日本ハムの投手陣は現在、エース格の吉川が不調、守護神の武田久がインフルエンザを患い、共に抹消中。武田勝もいまだ勝ち星がなく、「投壊状態」が続く。その中で、きっちり試合をつくる大谷の存在は際立つ。今後、投手陣の軸となるべきなのは、この日の投球からも改めてハッキリしたはずである。

 栗山監督もできれば投手陣の柱として起用したいと考えているものの、大谷本人の体に問題があった。昨秋から登板後に背中の筋肉が張る傾向があり、それが中6日では回復しなかったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発