解説者・武田一浩氏が指摘する松坂大輔「ローテ入り」の課題

公開日: 更新日:

■力みから制球難

 松坂はこの試合の前まで計17試合、29回3分の1を投げ、防御率2.45、被打率1割3分9厘。まずまずの数字を残しているとはいえ、前出の武田氏はこう言った。

「今季は投げる時の右腕の位置が、肩のラインまで上がっている。腕もしっかり振れているだけに、カーブも有効に決まっています。緩急が使えるようになり、投球の幅も広がった。故障する前と比べたら雲泥の差ですが、課題はまだある。テークバックの際、顔を後ろに振るのは矯正すべきです。思ったようにボールが走らず力んでしまうのでしょうが、これでは制球は定まらない。球数を抑えるためにも顔が動かないように工夫した方がいいでしょう」

 本格的なローテーション入りは、課題をクリアしてからでも決して遅くない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾