解説者・武田一浩氏が指摘する松坂大輔「ローテ入り」の課題

公開日: 更新日:

■力みから制球難

 松坂はこの試合の前まで計17試合、29回3分の1を投げ、防御率2.45、被打率1割3分9厘。まずまずの数字を残しているとはいえ、前出の武田氏はこう言った。

「今季は投げる時の右腕の位置が、肩のラインまで上がっている。腕もしっかり振れているだけに、カーブも有効に決まっています。緩急が使えるようになり、投球の幅も広がった。故障する前と比べたら雲泥の差ですが、課題はまだある。テークバックの際、顔を後ろに振るのは矯正すべきです。思ったようにボールが走らず力んでしまうのでしょうが、これでは制球は定まらない。球数を抑えるためにも顔が動かないように工夫した方がいいでしょう」

 本格的なローテーション入りは、課題をクリアしてからでも決して遅くない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは