オランダ劇的勝利 8強たぐり寄せた“伝統無視”の戦術変更

公開日: 更新日:

「本来のオランダは、選手が連動しながらボールをつないでいく攻撃サッカーです。それが今大会は、堅守からカウンターというリスクを減らした手堅い“現実的なサッカー”で結果を残している。高温多湿の中で効率的な戦術が見事にハマっています。ただし、単純なカウンター一辺倒ではない。システムやポジション変更にも、選手はすぐに対応するし、局面に応じて本来のボールを素早くつなぐサッカーもできる。高いレベルで何でもこなせる、これが今大会のオランダの強みなのです」(サッカーライター小室功氏)

 オランダは、3月に行われたフランス代表との親善試合で0―2と完敗。監督と選手が2時間以上も話し合い、ファンハールが「固定観念を捨ててこれまでの戦い方を改めよう」と提案した新システム「5―3―2」を選手は受け入れた。

 常に優勝候補の一角といわれながら、あと一歩でタイトルを逃してきたオランダ。“らしくないサッカー”が、悲願のW杯初制覇をもたらすかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    ドジャース大谷の3年連続本塁打王に超強力ライバル…ベテラン2人が「新規大型契約」狙い目の色変える

  4. 4

    松本潤はやっぱり“持っている男”だった! 主演の7月期TBS日曜劇場はヒットの条件が勢揃い、「どうする家康」の汚名返上へ

  5. 5

    いとうあさこ「過去の不倫」告白もダメージゼロ! 本物の“お嬢様”が持つ愛され要素

  1. 6

    阪神藤川采配の奇々怪々…「佐藤輝明を三塁に固定、ヘルナンデスを外野で使うのが普通やろ」

  2. 7

    【スクープ!】元横綱白鵬が相撲協会に「退職届」を突きつけていた! あまりの自己チューぶりに「洗脳説」まで浮上

  3. 8

    備蓄米で不当に儲けている? ネットにあふれる「コメ高騰は卸売業者が元凶」ウワサの真偽

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    国民民主党ブームはジ・エンドか…玉木雄一郎代表「備蓄米は動物の餌」発言に批判殺到