目的は? 中日・落合GMが都市対抗野球を連日の「単独視察」

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「ひとりで記者席に座って異彩を放っていました」

 こう語るのは、都市対抗野球を視察していた某球団のスカウト。中日の落合GM(60)が連日、大会を視察に訪れていた。

「中日のスカウトは、高校の地方予選もあり、あまり姿を見せていなかったが、落合GMはリストを見ながらペンを走らせていた。社会人出身の落合GMは、社会人選手が好き。特に投手では『ポスト岩瀬』を含めたリリーフ投手が必要だろうから、自ら選手の力量を測っていたんだろう」

■リストアップ選手以外の“隠し玉”探し?

 29日の決勝を西濃運輸が制して幕を閉じた今大会には、ドラフト上位候補の加藤貴之(新日鉄住金かずさマジック)、高木伴(NTT東日本)らがプレー。社会人といえば、昨年は吉田一将(JR東日本→オリックスD1位)ら複数の選手がドラフト上位で指名された。

 ロッテ阪神などで活躍し、プロでのコーチ経験も豊富な大阪ガスの成本年秀投手コーチは、「社会人選手のレベルは全国的に高くなっている。プロの二軍と比べても大きな差はないし、むしろ社会人選手の方が、ハングリー精神やガムシャラさがあると感じる時もある」と言う。

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