日大鶴ケ丘・萩生田監督に聞いた“職業監督”の収入、苦労

公開日: 更新日:

 9日登場する日大鶴ケ丘(西東京)の萩生田博美監督(41)は学校職員。いわゆる「職業監督」だ。23歳で監督に就任、今年で17年目を迎える。職業監督としての苦労や収入などを聞いた。

――23歳という若さで監督になった。どういう経緯で引き受けたのですか?

「当時僕は日大の文理学部数学科の5年生でした。野球に没頭して留年してしまったので、その間日大のコーチをやっていた。そんな時に、日大鶴ケ丘の監督さんが辞めることになって、当時の日大の鈴木博識監督から、『ニッツルへ行け』と」

――職業監督ですし、成績が伴わなければ「辞めろ」と突き上げを食らうこともあるでしょう。プレッシャーはないんですか?

「僕に関しては『辞めろ』と言われたことはありません。中には『萩生田を辞めさせて俺がやる』というOBの方もいるでしょうけど……(苦笑い)。負ければヤジは食らうし、02年に決勝で桜美林に負けた時は、采配への注文など、強烈な“叱咤激励”のお手紙を多数頂戴しました。ただ、学校によって監督に求めるものがあるのではないかと。『絶対に甲子園』という学校もありますが、ウチの場合は予選でベスト8に行って神宮で戦って、テレビ中継されれば『○』、甲子園に行けば『◎』という方がいるのも実情です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  4. 9

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝