アギーレが頭痛めるJ監督の売り込み
Jリーグ初視察に埼玉スタジアムでの浦和─広島戦を選んだアギーレ日本代表監督。
真っ先に埼スタを選んだのは、「埼スタはW杯や五輪の予選会場に使われることが多い。メキシコ代表監督として02年の日韓W杯に出場したが、新潟、宮城、大分のスタジアムしか経験しておらず、どんな雰囲気なのか、早く自分の目で確かめたかった」(マスコミ関係者)ということらしい。
アギーレ監督の次の視察日は、天皇杯3回戦が行われる20日。「調布でのFC東京─松本山雅(J2)視察に出向く」(同)という。
ともあれ、アギーレはこれから行く先々で、Jリーグの監督から名刺を渡され、「連絡を下さい」の大攻勢に合うだろう。監督たちの狙いは何なのか。
「アギーレは埼スタに到着すると浦和ペトロビッチ監督が近づき、電話番号の書かれた名刺を渡されて『日本滞在歴9年。何でも聞いてくれ』と言われた。もちろん浦和選手の売り込みのためです。所属クラブの選手が代表入りすると観客動員増に直結し、あと自分の評価アップ=年俸アップにもつながりますからね」(前出の関係者)
28日に新生日本代表選手を発表する新監督。売り込みもムゲにはできないだろうし、悩ましい日々が続きそうだ。