ドジャース大谷翔平の3年連続本塁打王を後押しする「2番ベッツ」の打撃完全復活
ドジャースのMVPトリオの一角、ムーキー・ベッツ(32)が好調だ。
日本時間11日のロッキーズ戦は満塁弾を含む4安打5打点。チームのナ・リーグ西地区優勝マジック再点灯(13)に貢献した。
直近15試合は打率.356、5本塁打、17打点とレギュラーシーズン終盤を迎えて調子を上げてきたベッツ。今季はオープン戦から体調不良に悩まされ、3月のカブスとの日本開幕シリーズのスタメンを外れ、チームとは別に早々と帰国した。米国開幕後も打撃の調子は上がらないまま、前半戦は打率.244、11本塁打、45打点。2016年から8年連続(20年は開催なし)で選出されていたオールスター出場もならなかった。
2番を打つベッツの完全復活はナ・リーグ本塁打王争いでフィリーズ・シュワーバーを2本差で追う1番・大谷にとって追い風になるのは言うまでもない。
メジャーを代表するスーパースターの1人で、18年の首位打者であるベッツは大谷のタイトル争いの理解者であり協力者でもある。メジャー史上初の「50-50」(54本塁打、59盗塁)がかかっていた昨季は「ショウヘイが走りやすいように意識して打席に立っている」と、自身が得意とする球種やコースでもあえて見送ることもあったと明かした。