複数の候補者から「アギーレを選んだ理由」 原博実氏が明かす

公開日: 更新日:

――アジア王者を決めるACLでは、Jリーグ勢が大苦戦しています。

「ACLも改革すべきところがあり、日本がAFC(アジアサッカー連盟)の先頭に立って日本発でいろいろと変えていくくらいにならないといけないでしょう。現状に甘んじていたら、一歩間違えると《Jリーグ以前》の冬の時代に戻ってしまうというくらいの危機感を持っています。Jリーグの1年目、日本人選手は本当に必死になって戦っていました。たとえば海外はW杯とCLを比べると戦術的にはCLの方が上ですが、テンションが違うし、W杯には戦うんだ! という雰囲気に満ちていた。もう一度、原点に戻って戦わなければなりません」

――最後に改めてブラジルW杯を振り返っていただけますでしょうか。

「悔しくて、悔しくて仕方ありません。この4年間はマイナスだったなどと言う人もいるようですが、日本の良さを徹底して出そうとした、この《4年間》にも意味がある。この4年間をどう検証し、フォローし、継承していくかが大事です。どの国も悔しい思いを乗り越え、独自のスタイルを構築してきました。スペインやオランダもそうです。日本もポリシーをしっかり持ち、進んでいくことが大事だと思っています」(おわり)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動