錦織圭がツォンガ下しパリ大会8強 「ツアー最終戦」出場に王手

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 男子テニスツアーのマスターズ・パリ大会4日目(現地30日、日本時間31日未明)、錦織圭は3回戦でツォンガ(フランス)を6-1、4-6、6-4で破り、8強進出を決めた。この大会で錦織の準々決勝入りは初で、フェレール戦に勝てばポイントランク上位8人による最終戦「ツアーファイナル」(11月9~16日、ロンドン)に、アジア勢男子として初めての出場が決まる。

「どっちに転ぶか分からない状況で、最後のマッチポイントで決めきれてよかった」

 と錦織が振り返るように、2回戦に続きフルセットの接戦となった。ツォンガとは過去3勝1敗。昨年のこの大会でも2回戦で勝っている。第1セットは6-1とわずか30分で取った。それが第2セットは第10ゲームを落として1-1。しかも会場は、地元のツォンガを応援する声援が響く完全アウェー。

 その声に押されて調子を上げる相手に、最終セットは大接戦になった。だが、錦織は冷静に左右にボールを散らして攻める。最後はツォンガのレシーブがネットにかかり錦織が勝利。小さくガッツポーズをして喜んだ。

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