羽生は午前練習欠席 NHK杯“強行出場”止めない連盟の思惑

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 出場ありき、という印象が拭えない。フィギュアGPシリーズのNHK杯を2日後に控えた26日、羽生結弦(19)の出場が決定。日本スケート連盟の小林強化部長が明らかにした。

  羽生は8日のGPシリーズ中国杯の演技前練習で、中国選手と激突。全治2、3週間のケガを負った。特に腹部と左大腿部の挫傷、右足関節捻挫が心配され、連盟はこの日の非公式練習を見て、「出場の可否を最終判断する」としていた。

 が、25日に来日したコーチのブライアン・オーサーはその時点で「出場の可能性はかなり高い」と発言。有力選手の休養や引退が相次ぎ、フィギュア人気はソチ五輪金メダリストの羽生の肩にかかっている。

 連盟には、初めから欠場の結論はなかったような印象だ。連覇がかかる12月のGPファイナル出場へ向けて、本人が強い意欲を見せるのは分かる。選手の将来を考えてそれを止めるのが、連盟でありコーチの役目のはずだが……。

 27日、会場の「大阪なみはやドーム」で行われた午前の公式練習に、羽生は姿を見せなかった。

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