京大・田中英いぬ間に殊勲 ロッテドラ1中村の“インパクト”

公開日: 更新日:

 ロッテのドラ1・中村奨吾(22)が“ライバル”のいない間に結果を残した。

 2日の中日戦に「9番・二塁」でスタメン出場して2安打2打点。ここまでのオープン戦3試合ではヒットが出ていなかっただけに、「まだまだこれから。もっと(首脳陣に)アピールしていかないと」と気を引き締めながらも、その顔には満面の笑みが浮かんでいた。

 ロッテの今年の注目はキャンプ中からドラフト2位の京大卒・田中英祐(22)に集中。中村は1位にもかかわらず、何をしても大きく扱われることはなかった。

 それでも、実力は「折り紙付き」。他球団スコアラーに言わせると「(遊撃の)鈴木と中村がいれば、ロッテの二遊間は今後10年は安泰」だそうで、本人も虎視眈々とアピールするチャンスをうかがっていた。

 くしくも田中は卒論発表のため、チーム本体から離脱中。再合流は7日が予定されている。その最中の活躍だけにインパクトはあった。

 キャンプ前には「田中が注目を集めてくれるのはいいこと。悔しさ? それはないです。僕はそのおかげで練習に集中することができると思いますから」と話していた早大卒の中村。

 この日の試合では愛知県小牧市の市制60周年記念イベントだったこともあって、殊勲賞として賞金10万円もゲットした。

 もしかしたら「したたかな頭脳派」はこちらの方かもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!