錦織はライバルとの激闘制すも…日本はデ杯ベスト8逃す
エースの働きは徒労に終わった。
男子テニスの国別対抗戦デビス杯ワールドグループ1回戦の日本―カナダ最終日は8日(日本時間9日)、カナダ・バンクーバーでシングルス2試合を行い、日本は通算2勝3敗で2年連続のベスト8進出を逃した。
1勝2敗で後がない日本は1試合目で世界ランキング4位の錦織圭(25)が同6位のミロシュ・ラオニッチ(24)と対戦。ビッグサーバーとして知られる相手の第2セーブに絞って攻める戦術を徹底。サーブの威力が増すハードコートに一時はてこずりながらも、粘り強く相手のミスを誘う。最終第5セットでは、疲れからかラオニッチの第1サーブの精度が落ちたのを見逃さず、ベースラインより前方に立って積極的なリターンから試合の主導権を握った。3時間4分の接戦を制し、エースが今大会2勝目を挙げて日本の対戦成績を2勝2敗としたが、後が続かない。
2戦目で添田豪(30=世界ランク86位)がバセク・ポスピシル(24=同62位)にストレート負け。日本の1回戦敗退が決まった。
日本は9月18日からの入れ替え戦で、ワールドグループ残留をかけてグループ1上位国と対戦する。