過去には“放送事故”も 白鵬の「優勝インタビュー」に戦々恐々

公開日: 更新日:

 おそらく優勝は確実。問題はその後だ。

 初日から無敗と破竹の快進撃を続けている横綱白鵬(30)。12日目も大関琴奨菊を難なく寄り切り、34度目のVは時間の問題だ。

 いまだにマスコミの取材を拒否し、発した言葉といえば初日の「下がって」と、11日目の「どけよ」くらい。しかし、優勝すればそうもいかない。千秋楽でのNHKのインタビューは優勝力士の義務だからだ。

 そこで何を言うのか、今から気を揉んでいるのが相撲協会である。

 白鵬が口を閉ざすきっかけとなったのが、初場所後の審判部批判。「肌の色は関係ない」と、人種差別があることまでほのめかした。協会そのものに不満を持っているのだから、それこそどんな言葉が出るのか、わかったもんじゃない。ただでさえ、おしゃべり好きの横綱だけに、これまで沈黙していた鬱憤もあるだろう。北の湖理事長(元横綱)は「もう済んだこと」と騒動を鎮火させようとしているが、すっかり意固地になっている白鵬の言葉によってはそれも水の泡となりかねないから気が気じゃない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因