黄アルム 「交通死亡事故」起こしても応援団が離れないワケ

公開日: 更新日:

【ニチレイレディス】千葉・袖ケ浦CC・新袖C=6584ヤード・パー72

 5年前から会場が千葉に移った今大会。同年から歴代優勝者には韓国人がズラリ。初日、5アンダーでトップに立ったのも韓国の黄アルム(27)だ。(2日目は通算6アンダーで3位タイ)

 アルムは昨年、乗用車を運転中に90歳の男性をはねて死亡させた。記者会見では関係者に深々と頭を下げて謝罪。遺族との示談が成立し、女子プロ協会からは1カ月間の会員権利停止処分を科された。

 あるツアー関係者が言う。

あの事件後もアルムのことを悪く言うツアー関係者がいないのは、震災翌年の一件があるからです。エリエール女子オープンは12年、試合会場が四国から福島に移った。一部の女子プロが、『福島に行ったら体調を崩すかも』と欠場をほのめかした時、アルムは『被災者の人を励ますためにもみんな出ましょうよ』といって、参加を促した。この大会のコースは今年開場50周年。例年以上にトーナメントを盛り上げたい。韓国のアルムを応援している人はたくさんいます」

 ツアー2勝目を狙うアルムは「今季の調子は結構良い感じですが、スコアメークができていなくて。うまくかみあえば、とても良くなると期待しています」と語った。最終日はグリーン上でマイクを向けられるか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…