パ唯一の捕手に“役得”が…西武・炭谷が語った球宴の抱負

公開日: 更新日:

 今月17、18日に開催されるプロ野球オールスターゲーム。パの捕手は炭谷と嶋(楽天)の2人しか選出されていない。しかも、嶋は6月に肋骨を骨折しており、試合に出場していない。それでも後半戦10試合の出場停止を避けるため、強行出場の構えだ。DHで選出された森(西武)は捕手が本業だが、田辺監督の要請でマスクはかぶらないことになっている。球宴2試合の捕手を1人でこなすことになりそうな炭谷を直撃した。

――オールスターのことですが。

「パで2人しか捕手が選ばれてないって話でしょ?」

――骨折の影響で嶋はマスクをかぶれない可能性もある。

「(顔をしかめて)えーっ、しんどいでしょ、ボク1人じゃ。いやいや、全部なんて無理ですよ」

――短いイニングなら嶋も捕手を務めるかもしれませんが。

「それでもキツイっすよ(笑い)。まあ、でも、いろんな投手のボールを受けられると思えばプラスかもしれない。バッテリーを組めば、投手がどんな場面で何を考えているのか、捕手にはわかるんです。オールスターに出る選手は超スーパースターばかりですからね。ボクがボールを受けて感じたことをウチの投手に伝えて、参考にしてもらうことはできる。(言いにくそうに)バッターにも……ほら、ねえ?」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情