復調のヤンキース田中 後半戦の課題は「縦のカーブ」と専門家

公開日: 更新日:

「肘の不安さえなければ調子を上げてくると思います」とJスポーツMLB中継で、この試合の解説を務めた評論家の斉藤明雄氏がこう続ける。

「十分に腕が振れていただけに現時点では肘に問題はないとみていい。きょうの内容を見る限り、直球にツーシームとスプリットを織り交ぜ、田中らしさが戻りつつあった。注文をつけるとすれば、投球の幅を広げることです。田中は武器となる縦に大きく変化するカーブがありながら、ほとんど使っていません。ツーシームやスライダーなど横に変化する球種だけでなく、相手打者の目線を縦にずらすカーブも加えれば的を絞らせずに、もっと楽に抑えられるはずです。この日の好投で復調に向けた手ごたえを掴んだはずで、後半戦は本来の田中の投球が期待できるのではないか」

 試合後、「状態が上がっている、という実感を持てる登板だった。試合前からいい感覚があったし、試合の中でより良くなった部分もある」と話した田中。ヤンキースの3年ぶりのポストシーズン進出は田中の働きにもかかっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"