1安打で負け投手も…西武・岸「好投」の裏に並外れた集中力

公開日: 更新日:

 たった1安打で負け投手になったのだから泣くに泣けない。

 西武の岸(30)が10日の日本ハム戦で、ノーヒットノーランを逃すどころか2敗目(1勝)を喫した。

 七回1死までひとりの走者も許さない。八回先頭の近藤に二塁打を打たれて無安打無得点もなくなると、犠打とスクイズで決勝点を奪われた。

「先に点をやったから負けた。(相手の)大谷くんもいいピッチングをしていたので」と試合後の本人は肩を落とした。

「06年に東北学院大のエースとして日米野球に参加したころから集中力はバツグンだった。試合前のブルペンでは1球投げるごとにグラウンドの練習を見たり、スカウトの視線を気にしてキョロキョロしたりする投手が多い中、岸は脇目も振らずに投げ込んでた」とは古手のアマチュア担当記者だ。

 昨年5月のロッテ戦では四球を1つ許しただけのノーヒットノーランを達成。2年連続の快挙を予感させる好投の裏にあるのは並外れた集中力か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝