初国際大会は最下位 “虚弱”ハリル日本はアウェー戦不足露呈

公開日: 更新日:

 日本代表ハリルホジッチ監督にとって、初の国際大会となった東アジア杯。地元・中国との最終戦が1-1のドロー決着に終わり、通算2分け1敗で大会初の最下位の屈辱を味わった。

 キックオフ前から“勝てない日本”は想定内だった。試合前に行われた韓国-北朝鮮戦が引き分けに終わったことで中国が「日本に勝てば大会初優勝」。中国選手の目の色が変わった。もちろんスタンドからの声援は中国一辺倒。完全アウェーで試合は進み、前半1-1の同点から後半に入ってFW興梠、MF柴崎、浅野を投入して攻撃面のテコ入れを図ったが、まさかの大会未勝利だ。

「中国サポーターの熱気に当てられたのか、審判団のジャッジも完全に中国寄り。悪質なラフプレーも見逃された。しかしながら、日本代表の強化のためには、この日の中国戦のような完全アウェーの国際試合を、もっと増やす必要性があると改めて感じました。これは日本代表以外の五輪代表や19歳以下、17歳以下の年代別代表にも同じことがいえます。Jリーグとの日程的な問題もありますが、厳しいアウェーの環境の中での《戦い》を通して強化しないと、今回のように東アジアでさえ未勝利という状況を招いてしまう」(現地で取材したサッカージャーナリスト・六川亨氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"