初国際大会は最下位 “虚弱”ハリル日本はアウェー戦不足露呈

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 日本代表ハリルホジッチ監督にとって、初の国際大会となった東アジア杯。地元・中国との最終戦が1-1のドロー決着に終わり、通算2分け1敗で大会初の最下位の屈辱を味わった。

 キックオフ前から“勝てない日本”は想定内だった。試合前に行われた韓国-北朝鮮戦が引き分けに終わったことで中国が「日本に勝てば大会初優勝」。中国選手の目の色が変わった。もちろんスタンドからの声援は中国一辺倒。完全アウェーで試合は進み、前半1-1の同点から後半に入ってFW興梠、MF柴崎、浅野を投入して攻撃面のテコ入れを図ったが、まさかの大会未勝利だ。

「中国サポーターの熱気に当てられたのか、審判団のジャッジも完全に中国寄り。悪質なラフプレーも見逃された。しかしながら、日本代表の強化のためには、この日の中国戦のような完全アウェーの国際試合を、もっと増やす必要性があると改めて感じました。これは日本代表以外の五輪代表や19歳以下、17歳以下の年代別代表にも同じことがいえます。Jリーグとの日程的な問題もありますが、厳しいアウェーの環境の中での《戦い》を通して強化しないと、今回のように東アジアでさえ未勝利という状況を招いてしまう」(現地で取材したサッカージャーナリスト・六川亨氏)

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