若手指導は二の次? 掛布二軍監督に託される密かな「特命」

公開日: 更新日:

 阪神掛布雅之球団本部付育成&打撃コーディネーター(DC=60)が26日、甲子園のクラブハウスを訪れ、来季二軍監督の正式契約を交わした。

「1年間戦うにはチーム全部が戦力。一軍の戦力のバランスが崩れないようにサポートしていきたい」(掛布二軍監督)

 2013年オフに現場復帰した掛布DCは2年間、主に二軍の若手選手を中心に打撃指導を行っていた。今回もDCの契約を更新する予定だったが、金本知憲新監督(47)の要請で二軍監督に就任した。

 掛布DCを入閣させた狙いは二軍との連携強化だ。これまで一、二軍の風通しの悪さは、阪神の抱える大きな問題のひとつだった。

 例えば二軍首脳陣の推薦とは別の選手が昇格したり、結果や好不調にかかわらず、決まった選手ばかりが上がったりすることもあった。

 二軍との関係について金本監督は「意思の疎通とか連絡がうまくいっていないとか、監督同士が口を利かないとか、そういうことは絶対ないようにします」と言い切った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋