相撲八百長問題で解雇の谷川親方は母校のコーチで奮闘中

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■自ら望んで解雇された

 11年2月に発覚した大相撲の八百長騒動。名前が挙がった親方は最後まで八百長を否認。自ら望んで解雇された。

あの騒ぎが起きた当時の放駒理事長は最初から結論ありき、でした。去年、急死された北の湖親方は一方的に断罪するのはおかしいとおっしゃってくれたんですが、放駒理事長は聞く耳を持たなかった。相撲協会を相手取って裁判を起こして勝訴し、現役復帰した蒼国来のような力士もいます。自分も裁判に訴えたら、土俵に戻れたかもしれない。しかし、もういいですよ」

 というのも、3年前の10月、親方に日大相撲部の木崎孝之助監督からコーチ就任のオファーがあったからだ。

「一も二もなく引き受けました。もちろん、自分がコーチになることについては、恩師で相撲部総監督でもある田中英寿日大理事長も承諾されてる。これって日大トップが自分の冤罪を認めてくれたに等しいことじゃないですか」

 日大相撲部は去年、バーサンスレン・トゥルボルドがアマチュア横綱に輝くなど、全国から精鋭が集まる超名門だ。

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