相撲八百長問題で解雇の谷川親方は母校のコーチで奮闘中

公開日: 更新日:

 2011年2月に明るみに出た大相撲の八百長問題。同じ年の春場所の開催が中止されるなど屋台骨を揺るがせたが、日本相撲協会は疑惑力士が八百長を認めれば引退扱いにするという生ぬるい処置で幕引きを図った。それに反旗を翻し、潔白を訴え、自ら進んで解雇された親方がいた。元小結・海鵬涼至の谷川親方(42)だ。さて、今どうしているのか。

 会ったのは地下鉄丸ノ内線・中野坂上駅に近い「加圧トレーニングジム Bear」。

「11年夏から錦糸町北口で始め、約200人の会員がいたんですが、去年9月、ここに移ってきました。日大相撲部の先輩が、このスペースのオーナーでしてね。家賃が安くなる上、実は一昨年から相撲部のコーチをやってて、道場は目と鼻の先の阿佐谷にある。で、これは甘える手しかないと思ったんです、ハハハ」

 女性会員が多く、親方が元力士だと知る人はほとんどいないとか。

「でもね、あんな形で辞めさせられたせいでしょうか、最近、自分の中で相撲に接していたいという気持ちが日増しに強まってるんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発