深刻な雪不足…2018年平昌五輪「開催地変更」に現実味

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 18年の冬季五輪が日本で行われることになりそうだ。

 かねて会場整備の遅れ、深刻な雪不足が指摘されていた韓国・平昌五輪。2月6日から7日には滑降とスーパー大回転のテストイベントを兼ねたW杯開催が予定されているが、競技の結果次第では五輪本大会の会場変更を余儀なくされそうだという。17日(日本時間18日)、複数の欧州メディアが伝えている。

 国際オリンピック委員会(IOC)が会場となる龍平リゾートのゴンドラ整備の遅延と雪質。すでにゴンドラは新設されたものの、問題は雪不足だ。

 大会組織委員会では人工雪でコース整備する方針を打ち出しているものの、レース当日の天候状態によっては凍結や融雪の可能性もある。IOCのベルンハルト・ルッシ・コースディレクターは滑降の決勝タイムを1分40秒台に設定しているが、当日の天候によっては平凡なタイムになりかねない。凍結すれば、選手の危険も伴うだけに、来月のテストイベントで雪の状態を審査するという。

 平昌五輪を巡っては温暖化による雪不足の影響で早くから開催が危ぶまれてきた。適切な降雪が見込まれない以上、競技によっては中国・北京、日本の長野などでの代替開催が検討されている。

 韓国国内でも代替の候補地に名乗りを上げている都市はあるものの、道路などのインフラが整っていないため、開催に間に合わない恐れもある。

 IOCが最終決定を下すのは開幕の半年前までとされる。来年の8月まではIOCと組織委による迷走が続きそうだ。

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