底なしの巨人賭博汚染 “黒い霧”知る人物「まだいる」的中

公開日: 更新日:

 球界に再び激震が走った。8日、都内の球団事務所で緊急会見を開いた巨人が、5年目左腕の高木京介(26)の野球賭博関与を発表。昨年11月に無期失格処分を受けた福田聡志(32)、笠原将生(25)、松本竜也(22)に続く4人目の関与者がまたぞろ巨人から出てきたのである。

 巨人によると、今回の高木京は一昨年の14年シーズンに笠原から誘いを受け、1回につき10万円から15万円を8、9試合に賭けたと証言。巨人の試合での賭博や八百長への関与は否定しているというが、事態を重く見た球団は渡辺恒雄最高顧問(89)、白石興二郎オーナー(69)、桃井恒和球団会長(69)の引責辞任を決め、高木京本人を8日付で謹慎処分として、最終的な処分は日本野球機構(NPB)に委ねるとした。

 1969年から71年にかけて世間を震撼させたプロ野球の八百長事件、いわゆる「黒い霧」を知るプロ野球経営評論家の坂井保之氏は、先の巨人3選手が野球賭博に関与して無期失格になった際に、「他にも関与した者が出てきますよ」と語っていたが、その通りの展開だ。改めて坂井氏がこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ