ライバルの“横やり”なんの 羽生SP首位で2季ぶり世界Vへ

公開日: 更新日:

「絶対王者」が好スタートを切った。

 フィギュアスケートの世界選手権は米国・マサチューセッツ州ボストンで30日(日本時間31日)に開幕した。GPファイナル3連覇中で今大会は2季ぶりの優勝を狙う羽生結弦(21)がSPで110.56をマークしトップに立った。自己最高の110.95越えはならなかったが、ほぼ完璧な演技で1日のフリーに弾みをつけた。

 だが、安心はできない。今季はNHK杯、GPファイナル(スペイン・バルセロナ)の2戦連続で歴代最高得点を更新し、今大会も更なる上積みが期待される羽生にライバルの横やりが入ったからだ。

 この日、午前に行われた公式練習でSPの曲をかけて調整している時だった。後半の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を試みた際、目の前でスピンしていたソチ五輪銅メダリストのデニス・テン(22=カザフスタン)と接触しそうになり転倒。壁に激突すると、壁にパンチして怒りを爆発させた。

 公式練習では使用曲が流れている選手の滑りが優先されるため、テンによる妨害行為は明らか。29日の会場練習でも度々、テンに滑りを邪魔される嫌がらせを受けていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁