柔道48kg級は開会式翌日 海外に弱い近藤亜美は責任重大

公開日: 更新日:

 4月に行われた、リオ五輪代表選考会も兼ねた全日本選抜柔道体重別選手権大会で優勝。初の五輪キップを手にした近藤亜美(20)。

 出身は愛知県。吉田秀彦や谷本歩実ら、五輪金メダリストを輩出した大石道場で修業を積み、48キロ級では若きエース候補として注目されていた。

 しかし、不安がないわけではない。ノンフィクションライターの柳川悠二氏は「特筆すべき武器がないのが気になります」と、こう続ける。

「例えば52キロ級の中村美里は小外刈りや小内刈りを中心とした足技が得意。世界中のライバルたちが警戒していますが、近藤はこれといった武器が見当たらない。受けの強さ、組み手のうまさで勝負する選手で、技がキレるというタイプではない。48キロ級は長年、世界で勝つより日本で勝ち抜くのが至難の業でしたが、近藤は海外の大会に強くないのも懸念材料です」

 14年の世界選手権では優勝するも、昨年の同大会は3位。今年2月のグランドスラム・パリでは、まさかの初戦負けを喫した。さらに、試合以上に重圧がかかるのが日程だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方