阪神に連勝の巨人・田口 “虎退治査定”で年棒大幅増の予感

公開日: 更新日:

 巨人田口麗斗(20)がまたも虎狩りでチームの連敗を3で止めた。先発予定だった前日10日の阪神戦が雨天中止となり、当初は内海がスタンバイしていたこの日、プロ初のスライド先発。七回途中3安打1失点で今季2勝目を挙げた。

 4月27日にプロ初完投を飾ったのに続き、阪神戦は2連勝。いずれも敵地・甲子園というのも価値がある。新しい虎キラーの誕生にチームは大喜びである。

 昨季はそれが、助っ人ポレダの役目だった。成績は8勝8敗と貯金なしだったが、そのうち5勝を阪神戦で稼ぎ、契約延長を勝ち取っただけでなく、年俸も6300万円から1億6000万円に大幅アップした。「(阪神は)何となく抑えられるイメージがあるんだ」と言って臨んだ今季はその阪神戦で炎上するなど役割を全うできず、現在は二軍調整となっている。

「シーズンでは07年以来、阪神に負け越しがないとはいえ、2年前の14年のCSでは4連敗を食らっている。なんだかんだ言って、伝統の一戦といわれる阪神戦に強い選手は、巨人では評価される。特に敵地での戦い方を重視していた原前監督は、『異様な雰囲気の中で戦わなければならない甲子園で活躍してこそ、巨人のレギュラーなんだ』とナインにハッパをかけたこともあるほど。ポレダは阪神のおかげで年俸が1億円近く上がったようなものです。助っ人だから高卒3年目の田口とは比較はできないが、今季の成績次第では、田口も1800万円からの『虎退治査定』はあると思います」(球団関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 9

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  5. 10

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?