米国では参考記録 イチロー日米通算安打4256安打の温度差

公開日: 更新日:

■メジャー3000本安打は別格

 米国メディアの扱い方はどうか。

「米国には日米通算という概念がない。トッププロベースボールの参考記録として報じるメディアも中にはありますけど、こういった記録もあるよといった程度の扱いがほとんどです。例えばベーブ・ルースのシーズン本塁打記録を破ったロジャー・マリスには脅迫状が、通算本塁打記録を抜いたハンク・アーロンのもとにはカミソリ入りの封筒が送り付けられました。そこへいくとピート・ローズは野球賭博で永久追放処分になった問題児ということもあって、そもそもファンやメディアは通算安打記録へのこだわりがあまりない。そういった事情を差し引いても、イチローがローズの記録を抜くと真顔で報じるメディアはありません。リプケンの連続試合出場をマイナーと合わせて報じることはあっても、あくまでもトリビア(豆知識)としてです」(アメリカ野球愛好会副代表の鈴村裕輔氏)

 そして「ただし、イチローが今季中に達成しそうな3000安打(日本時間14日現在、あと23安打)は別です」とこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち