錦織 逆転で2年ぶり3回戦進出「アグレッシブにいった」

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 満身創痍の錦織圭(26)が逆転で3回戦進出を果たした。

 テニスのウィンブルドン選手権は30日(現地時間)、男子シングルス2回戦を行い、世界ランク6位で第5シードの錦織が同547位のジュリアン・ベネトー(34)と対戦。セットカウント3-1で下し、伝統の大会のメーン会場であるセンターコートで初勝利を挙げた。

 今大会を前に左脇腹を痛めてプレーに精彩を欠く錦織。試合前の練習コートでは七分程度の力でウオーミングアップを繰り返すなど、不安をのぞかせた。動きにキレのない錦織は、立ち上がりに力のないサーブをベネトーに攻められ、相手の強打にも押されて第1セットを4-6で落とす。

「(第1セット後に)いいプレーが戻り、後半はいいテニスができた。アグレッシブにいった」(錦織)と言うように、第2セット以降は主導権を握る。サーブが安定し、深いショットや相手の意表を突くドロップショットなど多彩な攻撃でベネトーを翻弄。「(左脇腹は)まだ痛みがある」と、依然として患部の状態に不安を残しながらも、3セットを連取して2年ぶり4度目の3回戦に駒を進めた。

 3回戦は世界ランキング42位のアンドレイ・クズネツォフ(25)と対戦する。

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