谷原秀人 ドラマなし“パープレー優勝”で3000万円の不相応
「本当につまらない試合でした」と、画家の山野辺進氏がこう続ける。
「朝、米ツアー『WGCブリヂストン招待』を見たのですが、同じゴルフでも、世界と日本ではここまで内容が違うのかと思いました。会場のファイアストーンCCは7400ヤード・パー70です。距離がたっぷりあって、深いラフに入ったら、ボールは見えません。そんなところから世界のトッププロたちはピンにピタリと寄せ、これぞプロという素晴らしいショットを随所に見せてくれます。一方、日本のプロはむしろアマチュアがやるようなミスばかりだからガッカリです。先月の全米オープンでは最終日に、皆スコアを伸ばして追い上げてくるから、優勝したD・ジョンソンも最後まで攻め続けた。ドライバーで届くパー4では果敢にワンオンを狙うから、ドラマが生まれた。日本はどうせパットを外すだろうなと思ったら、案の定、入らない。日本の試合からは緊張感が全く伝わってこないのです」
テレビ解説に出演した日本ゴルフツアー機構の青木功会長は「今日は風が強いからスコアが伸ばせない」「逃げる方が難しい」「(スコアを)伸ばし切れず、モヤモヤしている」と、谷原に仲間目線で同情しているのだからあきれる。